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2017年3月29日 (水)

私は思う 部活

中央教育審議会が検討する学習指導要領の全面改訂で、

目玉の一つが「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる学習・指導方法の導入です。

 

小・中・高校のアクティブ・ラーニングは

「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」としたうえで、

「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろん

「どのように学ぶか」という学びの質や深まりを重視し、

知識・技能を定着させるうえでも、学習意欲を高めるうえでも

効果的だと意義付けています。

 

そして、資質・能力の三つの柱 

①知識・技能

②思考力・判断力・表現力等

③学びに向かう力・人間性等

に基づき、「何ができるようになるか」を、

重視していく方向になっています。

 

このように、学習が主体的・協働的に学ぶ方向に進みつつある今、

指導者によって作られた活動予定に、単に従ってするという、

受動的に活動している部活にもメスを入れるべきではないでしょうか。

 

本来、息抜きや楽しみが目的であるはずの部活の現状は、

言われたことをやっているだけ、

部活が休みだと大喜びする、

テスト前で勉強したくても、試合が近ければ練習がある、

というものになっているのです。

少し前までは、試合に負けると殴られるというのもありました。

部活というのは、何かを成し遂げなければならないものではありません。

学習だけでは学べないものを、学ぶ場であるはずです。

 

 

そこで、部活は全て、”同好会”的な運営にしてはどうでしょうか?

 

本当にやりたいことを、仲間を募ってやる体験をすることができます。

そして、自分のやりたいことをするための考え方、手続き、人との折衝なども

学べることになります。

特に、リーダーシップ、責任感の養成にはうってつけだと思います。

 

人は自分が本当にしたいことについては、

能動的になるのです、これを通じ、様々なことを学ぶことができるでしょう。

 

たとえば、

同好会設立の申請書作成。

顧問を担当する教員への依頼。

公立の施設(教室・グラウンド・体育館)の使用の手続き。

月間活動予定の提出。

活動報告の提出。

部費の決定、徴収、決算の報告。

対外試合、対外発表等は、顧問に、目的、予定を申請し、

自ら交渉し、実現する。

こういったことを、中学段階から体験させるワケです。

 

隣接する学校の生徒との共同チームなんかもできるかもしれません。

「学校対抗」という村社会的な発想もなくなり、

仲間を自分で作り、チームを作り、目的に向けて動くという活動に

なってくればいいですよね。

 

規約に反すれば、即、廃部とすることで、

自分の行動には責任を伴うこと、自分が責任を負うことも

学べるのではないでしょうか。

 

言われたことを、「ハイ、ハイ」と、ただこなすだけの人材を作るには

現在の部活というのは最適なシステムです。「体育会系」という言葉もありますし。

しかし、そういう時代ではない、という方向に向かっているのです。

 

学習は「能動的」にやれ、部活は「受動的」にやれ、

というのはおかしいですよね。

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